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セロトニンで幸せを取り戻そう|サプリで得られる幸福感

うつ病予防のための栄養素

サプリメント

トリプトファンに予防効果

うつ病の治療で心療内科や精神科を受診する患者さんは増え続け、数年前には全国で100万人を突破しました。うつ病は心の病気ですが、薬で治せる病気でもあります。脳内で不足している神経伝達物質の分泌を、抗うつ薬で促すことによって症状が改善できるのです。脳内ではセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンといった物質が神経伝達を助けています。このうちセロトニンとノルアドレナリンの活動が低下することでうつ病が発症します。特にセロトニンは感情のコントロールに重要な役割を果たしています。人体の中では胃や腸などの消化器官粘膜にも多く存在し、血液中にも含まれています。脳内には全体のわずか2%しか存在しませんが、睡眠や体温調節といった自律神経にも関わる大切な機能を果たしているのです。うつ病治療に使われる抗うつ薬は、低下したセロトニンを活性化させる作用があります。一度神経伝達物質の活動が低下してしまうと、薬の力を借りても元の状態に戻すのに時間がかかるものです。日頃からセロトニンの分泌力を低下させないよう、規則正しい生活を送って十分な睡眠を取ることが大切です。食事面での工夫もうつ病予防に役立ちます。中でもトリプトファンというアミノ酸はセロトニンの材料になります。トリプトファンは肉や魚・豆類・乳製品などたんぱく質に多く含まれます。不足しがちな人はトリプトファン配合のサプリメントを摂取することで補給が可能です。

不眠の改善にも効果的

抗うつ薬もサプリメントも、セロトニンそのものを補うわけではありません。こうした神経伝達物質は人間の体内でしか合成できないのです。トリプトファンやビタミンB6など材料となる栄養素を補うことで、セロトニンも分泌されやすくなります。トリプトファンはセロトニンばかりでなく、メラトニンと呼ばれる物質の材料にもなっています。メラトニンは睡眠を誘発するホルモンです。このメラトニンがうまく分泌されなくなれば、夜の眠るべき時間帯に眠れなくなります。うつ病には不眠が関わっているケースが多く、不眠からうつ病に発展する例も少なくありません。いずれも規則正しい生活を送ることによって改善は可能ですが、それぞれの材料となるトリプトファンの補給も不可欠なのです。セロトニンやメラトニンの分泌量を増やすためには、生活習慣改善とトリプトファン補給を両輪とする工夫が効果的です。そうすることで相乗効果が生まれ、脳内環境も整っていきます。サプリメントは薬と比べて緩やかに作用するため、過剰摂取しない限りは副作用の心配もほとんどありません。サプリメントを生活の一部として取り入れ、長期間にわたって少しずつ栄養状態を改善していくように心がけるといいでしょう。こうした工夫にも関わらずうつ病と疑われる症状が自覚されたら、心療内科か精神科を受診することで解決法が得られます。栄養指導の面でも精神科医はプロの意見を持っているものなのです。